Replace body☆Replace mind

『516HIT記念☆』
人間は、時に思いも寄らない体験をする。
それはどこの誰でも同じこと。
トゥ・ワール国内の大国の王子であるカナタとグディアス。
彼らも、思いもよらない不思議な体験をした。
これはそんなお話…。


青い空に心地良い風。
草花は自分の色をお互いに象徴しながら、大地に生い茂る。
いつもと同じ目覚めのいい朝。
そんな朝に事件は起こった…。
ナティヤ城のある廊下。
「カナタ様、おはようございます」
カナタ王子専属のメイドが部屋から出てきた彼に挨拶の声をかける。
「ふぁー…。おはよー…」
メイドの挨拶にあくびをし、眠そうな目をこすりつつ挨拶を返すカナタ。
「カナタ…様?」
いつもとは違う挨拶の返し方に疑問を抱くメイド。
「うー…?何だ?」
「いえ…なんでもありません」
しかしきっと自分の気のせいだろうと思い、メイドは去っていった。
「ふわぁ〜…。眠い…」
そんな彼女をよそにカナタは再びあくびをする。
「んー…。あれ?ここ…どこだ?」
再び目をこすると…何やら見覚えのない景色。
「うーん…。ここ…ラティアだよなぁ…?」
なぜカナタの口からそんな言葉が出るのだろうか?
それは後に、分かる事になる…。



所変わってここはラティア城。
ナティヤと同じようにこちらでも、王子は起床していた。
「グディアス様、おはようございます」
「…おはよう」
「珍しいですね、グディアス様があくびをしていないなんて」
「…グディ…アス…?」
グディアス専属のメイドの言葉に、彼は耳を疑った。
「…すまないが、少し部屋ですることがある。朝食は部屋に持ってきてくれないか」
今間違いなく「グディアス」と聞こえたと判断した彼は、そう言った。
「…グディアス様、その口調カナタ様の真似ですか?」
いつもと違うグディアスに疑問を抱きつつ、笑顔でそう尋ねるメイド。
「…あ、ああ。たまには丁寧な言葉も練習しないとだろ?」
その問いに笑顔で言葉を返すグディアス。
「そうですか。では朝食はこちらにお持ちいたしますね」
そう言葉を残し、メイドは去って行った。
それを確認してから、グディアスは廊下から部屋に戻る。
「…どうやらごまかせたようだ。だが…これはいったい…」
手、服、部屋の調度品。
どれを見ても、見覚えがない。
おそるおそる部屋に立てかけてある鏡を覗いて見れば、映っているのは紫色の長い髪が
腰まである青年。
自分がよく知る親友の姿…。
「…なぜ、オレがグディアスになっているのだ…?」
へた〜とベットに腰を下ろしながら、グディアス…もといカナタは問いかけた。
自分以外誰もいない部屋の中で‥‥‥。



自分のいる場所に疑問を持ったカナタは、部屋に戻りもう1度部屋の中を見渡してみた。
机の上には見たことのない書類の山、本の数々。
そして見覚えのない寝間着服…。
見たことはあるが、自分のものではない調度品の数々。
「…たしかこれって…カナタのだよなー…」
それを見て口にした言葉の中に、『カナタ』の名前。
「…一応鏡も見てみるか」
覗きこんだ鏡の中には、手入れされたダークブラウン色の髪。
そして凛々しい瞳をもった青年。
「…やっぱりな。俺カナタになってるんだ♪」
自分がカナタの精神と入れ替わっていることに気付いたカナタ…もといグディアスは、
にっと笑いそう言った…。


お互いの精神が入れ替わったことを自覚したカナタとグディアス。
2人は、仕方なく今日1日そのまま過ごす事にした。
あの後会って一応魔法などを使って直そうとしたのだが、無理だったからだ。
カナタは部屋に閉じこもって勉強を。
グディアスはグディアスで、カナタ王子としての生活を。
(そして少しだけ、自分らしいことを☆)
それぞれの城の者達はいささか不思議には思ったようだったが、さして気にすることは
ないと本人達に言われてしまったため気にしないようにしていた。
そうして1日が過ぎ、日にちは次の日に変わる…。



「んー…。朝かぁ…」
部屋のベットで寝ていたグディアスはカーテンから差し込む太陽の日差しに目を覚ます。
「…ふあ〜。昨日は、面白いことが…あったよなー…」
寝ぼけ眼をこすりながら、起きあがるグディアス。
「…俺がカナタになっててー…、カナタが俺になってて〜…」
そう言いながら肩に手をやると、紫色の長い髪が目についた。
「…この髪の色は…俺の髪だよなー…」
髪を指でもて遊びながら、意識をだんだんとはっきりさせていくグディアス。
紫色の髪がさらさらと流れる。
「…ってことは、元に戻ったってことか?」
そう思うなり、グディアスは部屋に立てかけてある鏡を覗きこんだ。
紛れもない、自分自身の姿。
紫色の髪を腰まで垂らし、見覚えのある寝間着服を来た自分の姿。
「ちぇっ…戻っちゃったのかー。カナタでの生活、結構楽しかったのになー…」
鏡で自分自身の体だと自覚したグディアスは、とても残念そうにため息をついた…。


ところ変わってナティヤ城。
「…朝か…」
ふと目を覚ますカナタ。
「…痛っ。頭が…割れるように痛い…」
意識がだんだんとはっきりしてくる度に、頭痛の感覚は強くなる。
「…それに…気持ち悪い…?」
なぜか吐き気がするほど、気分が悪く頭痛を訴えるカナタ。
「…だいだい、予想はつくが…」
ベットから体を起こし、カナタは部屋を見渡してみた。
机の上には、果汁酒の空き瓶が1本。
そして何やら文字が書かれた紙。
「…ふ、やはりか。グディアス、やってくれたな…」
ただその2つのものを見ただけで、カナタはこの体調の悪さの原因を理解した。
この体調の悪さの原因、それは…『二日酔い』(笑)。
「…やらなければ、いけない事があるというのに…」
頭痛と吐き気に耐えながら、なんとか起きあがろうとするカナタだったが…。
今までに味わったことのないほどの体調の悪さに、起きあがることすらできなかった。
結局、カナタは今日一日部屋で寝て過ごすことを余儀なくされたのだった。
そのため自分の体に戻っていることに完全に気がついたのは、グディアスがお見舞いに来た時
だった‥‥‥。


人間は時に思いも寄らない体験をする。
その体験は…人により特にもなり、損にもなる。
そしてそんな体験をした原因は、大概分からずままである。(笑)










花穂みずか様リクエストのキリ番516HIT小説です☆
リクエストは『カナタとグディアスが入れ替わったら』でした。
ネタは浮かんでくるものの、なかなか文章化が大変でした。
そのため、遅くなりました。ごめんなさい。

さて内容ですが…。
色んなところでよく見る入れ替わりネタです☆
入れ替わりで特をしたのはグディアスで、損をしたのはカナタですね。
結局入れ替わりの原因は分からずじまいです。
おそらくグディアスの願望が現実になっただけだと思いますが(笑)
今回、結構カナタらしさが出せたかなーと思います。
本編だと、主人公だというのにグディアスのペースに流されてしまい…なかなか『らしさ』が
出せなかった気がしたので☆
カナタのお酒の弱さについては…。
リクエストいただけば話として書くかもしれません。
とりあえず今のところ書くはありません。

516HITありがとうございました!
ご要望通りになっていれば幸いです…。
喜んでいただいたら、管理人泣いて喜びます!










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